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死とは

死の定義
死者を迎えに来る霊たち
自殺してはいけない理由

 自殺を考えている人に対し、死について簡潔に説明します。

 死とは霊と肉体との分離です。一般的な死とは、霊がこの世(物質界)での役目を終え、肉体を脱ぎ捨ててあの世(霊界・霊的世界)に帰るということです。実は頭を悩ませるほどのことではありません。私たちは本来霊的な存在で、生まれる前に人生計画を立て、それを果たすためにこの世に誕生し、その計画が完了した者から順に死という関門を越えて霊界に帰っていくのです。そして霊界でも引き続き自我と個性とを保ちながら新たな生活を始めていきます。霊はこの世では肉体に、あの世では霊体(幽体)に宿って活動することになります。

 私たちは本来姿形を持たないエネルギー体と言ってもよく、それを心霊学では“霊”あるいは“霊魂”、または“霊的存在”という呼び方をしています。この世で活動している私たちも元々はこのエネルギー体のようなもの(霊)なのですが、この物質界で様々な体験を積むために今は肉体器官に宿っている最中ということです。肉体が自分の本質ではなく、それが自分という意識を生じさせている訳ではないのです。肉体は単に霊的存在である私たちに、この世での活動を可能にさせてくれるための媒体でしかありません。ですから、たとえ自殺で肉体的生命を絶ったとしても、自分という存在を消し去ることはできません。それ故、自殺は自らが抱える問題を解決する手段には決してなり得ないのです。

 私たちがこの世に生まれ、人生を送る理由は“霊的存在としての自分自身を成熟・完成させるため”と言えます。喜怒哀楽・艱難辛苦などの様々な体験を通して霊としての経験値を積み、霊的成長・進化を図るのです。霊にとってこの世を生きることは大きな挑戦でもあります。私たちは自らにそれを課したのです。ですから自殺は他の誰でもない、自分自身に負けるということになります。

トップページ死とは死の定義

死の定義

ベッドに横たわる肉体と、それから分離した霊体を示したイラストです。肉体と霊体とを繋ぐシルバーコードを確認できます。これが切れたときが“死”です。この挿絵は『死後の真相』に掲載されていたものです。 医学的な見地での死の定義について定まった説はありませんが、心霊学的にはとても明確に定義化しています。それは「肉体と霊体とを繋ぐシルバーコード(右図)が切れた時」ということです。もし肉体の全機能が停止したとしても、このコードが切れていないかぎりそれは“死”ではありません。そしてこのコードが切れたとき、それは霊界への誕生をも意味しています。地上に誕生するときは母親と赤ちゃんとを繋ぐへその緒が切れたときですが、これと似た出来事が霊界への誕生の際にも起こります。霊体とシルバーコードは私たちの肉眼では見ることはできませんが、霊視能力を持つ霊能者の中には視認できる人もいます。

 また、この現象は蝶の羽化に例えられます。つまり肉体という“さなぎ”から霊という“蝶”が抜け出し、霊界というより大きな世界へと旅立って行くということです。肉体から開放された霊は、私たちが今生活している物質界とは異なる次元、波長、バイブレーションで構成された霊的世界(霊界)で新たな生活を始めていきます。霊界は多次元構造になっており、霊は地上人生で築き上げた霊的成長度(霊格)に応じた世界へと赴くことになります。

 霊界は無数の階層世界に別れており、下層界(地獄界)には地上で殺人鬼や詐欺師、強盗強姦魔など自分の欲を満たすためには手段を選ばなかった人間が送られていきます。自殺者もこの世界で生活することになります。反対に、自分のことよりも他人の幸福を優先してきた人は上層界へと進んでいくことができます。そこは天使や高級霊、マスター等と呼ばれる者たちの世界です。私たちは死後、この世で築き上げた自らの霊的本性に相応しい世界、つまり下層界から上層界に至る無数に存在するどこかの霊的世界へと赴き、そこで新たな生活を始めていくことになるのです。

『新・心霊科学事典』 潮文社刊 では次に『新・心霊科学事典』の中で報告されていた事例をここで紹介します。これはGという人が、妻が死ぬ際に目撃した出来事です。


 G氏が病床の妻の傍らにいたとき、部屋の外から煙が入ってきました。誰かがタバコを吸っているのだろうと注意をしに外に出てみますが誰もいません。部屋に戻ってみると、その煙が妻の身体を包んでいるのでした。次の引用はG氏がそのときに目撃した、今まさに亡くなろうとしている妻と、彼女を看取りに来た霊たちの様子です。この事例では、上の“死の定義”で説明した肉体から離れた霊体と、両者を繋ぐシルバーコードが観察されています。

肉体から解き放たれた霊体が霊界へと旅立つ様子を示したイラストです。これは『死後の真相』に掲載されていたものです。 ふたたび病室に戻ってみると、煙は妻の病床を包んでしまっている。それを透かして見知らぬ人物が見えた。ギリシャ風の袖の長い着物を着た婦人で、頭に王冠をいただき、半透明な姿ではあるが、輝くばかりに美しい。手を妻の方にさしのべて迎えに来た様子だ。やはり同じ着物を着た二人がその両側に跪(ひざまづ)いている。妻の真上には身に何もまとわぬ白い霊体と思われるものが横たわり、妻の左目の上の額のあたりから出ている一本の糸で結ばれている。その体は静かに浮かんでいたかと思うと、急に縮んで六十センチぐらいになるという動作を繰り返したが、大きくても小さくても完全な美しい体だった。縮むときには、しかし、手足をバタバタさせて激しく痙攣し、何かから逃れようとする様子だった。
 ほとんど五時間もの間Gはそれを眺め続けた。医者や看護婦や見舞いの人たちが出入りし、彼等との応対に目をそらすことは会っても、また目を向けると不思議な光景はそこにあった。頭も体もおさえつけられているように重く眠りの中にいるようだったが、空中の映像は鮮明で生き生きしていた。Gは気がへんになったのではないかと思い傍らにいる医者に、「先生。気が狂いそうです」と言い続けた。
 しばらくすると病床の妻が大きく息をし、空中の身体も激しく身を震わせた。それがやむと数秒後にまた二度ほど息をし、今度はまったく静かになった。死んだのだ。このとき空中の体に繋がっていた糸がぷつりと切れた。すると浮かんでいた体も、周囲の人物たちも、あっという間に消えてしまった。

(P.82-83)

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トップページ死とは死者を迎えに来る霊たち

死者を迎えに来る霊たち

 上記の事例ではG氏の妻を迎えに来た霊たちの様子が述べられています。事実、霊界で活動している霊たちは地上にいる縁のある人物の死を看取りに来ます。

 霊界で生活している霊たちは、地上にいる縁のある人物が死によって地上界を去ろうとしている時、霊感によってそれを知ることができます。その知らせを受けた彼らは、普段の活動を休止して次のような役割を果たすために縁のある地上の人物(Aさんとします)を看取りに向かうのです。

 その役割の一つ目は、帰幽したAさんの霊界入りを歓迎祝福するためです。このとき、Aさんの交友関係次第で迎えに来る霊の数は変わってきます。二つ目はAさんに「貴方はすでに死んだのですよ」という自覚を促すためです。これはすでに故人になっている霊がその姿を見せることによって、Aさんに「自分は死んだのだ」という自覚を生じさせます。そして三つ目は、Aさんが滞りなく霊界での活動を開始できるようにするためのガイド(指導霊)役としてです。この役をするのはAさんと近い間柄にある霊です。先に霊界入りしていた親類や知人、あるいはAさんの守護霊などです。

 Aさんはこの後、一時的な休憩所で地上での疲れを癒してから、地上生活で培った霊格に相応しい霊界の階層へと赴き、そこで新たな活動を開始していくことになります。基本的に、霊体が肉体から離れるとそれに由来する病気や障害から開放されます。霊界では肉体的な病で苦しむことはありませんし、視覚障害や聴覚障害などの感覚障害からも開放されます。あの世では本人が望む外見で生活することができ、仮に地上で手足を事故などで失っていた場合でも霊界では五体満足の姿を取ることができます。

 いずれ今度はAさんが地上に残した縁ある人を迎えにいくことになります。それはAさんの子供かもしれませんし兄弟かもしれません。または友人知人かもしれません。このようにして地上の人間は、順を追って“死”というイベントを通してこの世からあの世の住人になっていきます。このように一般的な死の場合、死に行く人に対しては死後においてもしっかりとした配慮がなされており、死の直後に一人ぼっちに置かれるというようなことはありません。しかし、自殺者や極度の唯物主義者などの場合は自分が死んだことに気づかず、地縛霊のような状態に陥る危険性があります。

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トップページ死とは自殺してはいけない理由

自殺してはいけない理由

 上で「死とは霊が肉体を脱ぎ捨てて霊界へと帰ること」と述べました。自殺を考えている人の多くは死ねば自分という存在を消し去ることができ、今抱えている問題や苦悩から逃れられると信じているのですが、そのようにはいきません。私たちは幸か不幸かこれからもずっと霊として自分という存在を保ち続けていくのです。厳密に言えば死とは存在せず、あるのはただ物質的身体の機能停止、そして分解です。

 この世を生きることには重要な意義があります。私たちにはあらかじめ地上人生を生きるにおいて、使命と寿命が与えられており、それを自殺という形で放棄してはいけません。もしそのようなことをすれば、霊界で非常に苦しい思いをすることになってしまいます。死ねば誰もが生活の舞台を霊界に移します。もちろん自殺者も例外ではありません。しかし、ごく普通の死者とは違い、自殺霊は大変苦しい世界で生活していかねばならないのです。

 自殺してはいけない理由は単純です。それは「自殺で自分という存在を消すことはできず、したがって問題を解決する手段にはなり得ない」ということと、「死後の世界が存在し、自殺者はその世界の低階層(地獄)に落ち込み苦しむことになる」ということです。そして何より強調しなければならないのは「自殺することにより、霊としての自分自身の成長が停滞、もしくは退歩することになりかねない」ということです。

 自殺は大きな罪を犯したことになります。よく「自殺者は地獄に落ちる」というように言われますが、それらがいったいどのような事態なのかをいくつかの事例で示し、それに適度な心霊学的解説を加えて自殺願望を持つ人たちに伝えることが本サイトの役割です。

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